inara1(2018/07/17 Tue 09:42) [ 編集 ] [ 返信 ]
周波数特性補正後の波形です。左側の波形は市販のオシロスコープ(TDS2012)、右側がDSO138の波形です。DSO138の波形にはジッタ(時間軸方向のゆらぎ)があるので、写真では波形がダブって写っています。
左側の波形のADCINという場所は、ここ
http://akizukidenshi.com/download/ds/jye/UserManual_138_new_s.pdf
の3ページ目の回路図の2列D行の領域にあるC8とR12の間の配線です。ここの波形がマイコンに取り込まれます。
ADCINの波形に若干リンギングがありますが、それよりも大きなピークがDS138の波形に現われています。このピークはADCINの波形にはないので、ピークの原因はマイコン側にあると思われます。このピークは波形の立ち上がりと立下りエッジ付近だけに現われるので低周波では問題ありません(添付図の入力信号は20kHzなので目立つ)。
ADCINの波形に現われるリンギングの原因は、オペアンプの負電源電圧(AV-)のゆらぎです。このゆらぎはデカップリングコンデンサを追加することで小さくすることができます。