inara1(2018/07/22 Sun 13:42) [ 編集 ] [ 返信 ]
被測定物の等価回路が、抵抗RとコンデンサCを並列にしただけの単純なものなら、周波数を固定して、振幅と位相からRとCが求められますが、添付図のように複雑な等価回路になると、その方法では求められません。
その場合は、周波数を変えたときの振幅と位相の周波数依存を測定し、等価回路の複素インピーダンスと実測カーブが一致するように、等価回路の各素子の値を最小二乗法などで求める方法を使います。
私は数年前まで、リチウムイオン電池の開発をやっていて、その特性を評価するために、このような測定をしたことがあります。電池の世界では、横軸にインピーダンスの実部、縦軸を虚部としたグラフをコールコールプロット(cole-cole plot)と言います。