inara1(2018/07/26 Thu 09:19) [ 編集 ] [ 返信 ]
このキットは、垂直感度を2個のスライドスイッチで切り替えるようになっていますが、それでは使いにくいので、秋月の格安ロータリースイッチ
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00100/
を使って、普通のオシロスコープのように、つまみを回すことで感度を9段階に切り替えられるように改造しました。キットのスライドスイッチをピンソケットを介して実装したのは、この改造を予定していたからです。
2個のスライドスイッチの機能を置き換えるのなら、単純に4回路9接点以上のロータリースイッチを使えばいいのですが、そのようなロータリースイッチは手元になかったので、2回路2接点のリレーを4個と、ダイオードロジックで作った選択回路としました。
感度切り替えのスライドスイッチの配線を延長したとき、周波数特性が変わることを予想していたのですが、その予想が当たりました。影響が大きかったのは1V/divレンジで、選択回路を追加すると、矩形波のエッジがかなり大きくなり、トリマコンデンサでは補正しきれなくなっていました。そのため、C7を150pFから330pF+33pF(330pFと33pFを並列接続)に変更しました。2個のコンデンサを並列にしたのは、330pFだけだと補償不足で、470pFだけだと補償過多になったからです。0.1V/divレンジのほうは、C4のトリマコンデンサの再調整だけで済みました。
darumaさんの信号発生器でも1V・2V・5V/divのレンジの波形がおかしくなったようですが、SEN1のスイッチの配線を延長したのが原因だと思われます。C7の容量を220pF、330pF、470pFなどに変えて、トリマコンデンサC6を調整すると、きれいな矩形波になると思います。
darumaさんのほうでは垂直感度の調整をロータリースイッチ化することはないと思いますが、この掲示板を見た人のために、回路図と配線図を後で添付します。