inara1(2018/08/01 Wed 04:54) [ 編集 ] [ 返信 ]
時間はないけど資金があるのなら、ハートレー発振器のスレッドで紹介したインピーダンスアナライザ
http://catalog.orixrentec.jp/pdf/80099200.pdf?k=8cb6bcd13924c70c58f7132a11f7f39a176d3980
がいいと思います。測定原理は前に書いた通りの簡単なものですが、データ収集やカーブフィッティングまで自作でやろうとすると手間がかかります。
インピーダンスアナライザの原理は簡単ですが、市販品は精度良く測定するために、複雑な構成になっています。例えば、試料に悪影響を与えないために、試料に印加する正弦波の振幅は10mVppくらいと小さくしているので、測定される電流がかなり微弱になります。そのため測定回路は徹底的に低ノイズ化されていますし、外来ノイズの影響を抑えるためにロックインアンプが使われています。自作だとそこまでできないと思います。
上のインピーダンスアナライザは、リチウムイオン電池の評価に使っていましたが、応答の遅いイオン電導に関係する特性なので、測定周波数の下限を1mHzと非常に低くする必要があります。そのため測定時間が10時間以上になります。