daruma(2019/06/07 Fri 17:36) [ 編集 ] [ 返信 ]
『プレゼン電卓3』スレで書いている電源投入時まれにエラーが出る件で、的外れの悪あがきかもしれませんが、通電直後に問題があるのであれば少し後から起動すればと、表示部回路の電源を遅れてONすることを考えました。
なにはともあれ、inara1さんが『教えてgoo』2009年の質問で答えられている回路
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/5039164.html
を作ってみました。遅延時間を調整できるようR3は500kΩVRにしました。
単体で、LEDを取り付けオンディレイ動作は確認できたのですが、出力側の波形を見ると、通電していないときとON後遅れ時間の間、このような波形が見られます。
プローブを繋いだ時点でLレベルのリップルが見られ、通電し[TEST]スイッチOFFの状態ではHレベルまでの振れ幅が続きます。
プローブは出力の+5V/0Vに繋いでいます。ここに抵抗とLEDを取り付けると遅延時間経過後フワッと点灯します。
なにか異常が起きているのでしょうか。充放電で動作しているのでこういうものなのでしょうか。電源はいつもの安定化電源を使っています。安定化電源がOFFでも繋がっているとこの波形で、入力ピンを外すとフラットになります。
アースの問題でしょうか。遅延出力は5Vと2SD2012コレクタとの間で取るんですよね。
inara1(2019/06/08 Sat 09:40) [ 編集 ] [ 返信 ]
プローブのGNDリードをつなぐ場所が不適切です。GNDリードは必ず回路GNDに接続してください。プローブ先端は出力の「0V」につないでください。
そのように接続すると、2SD2012のコレクタ−回路GND間の電圧を観測することになりますが、負荷電圧は「5V−コレクタ電圧」なのでコレクタ電圧が0Vになれば負荷に5Vかかっていることになります。
2SD2012がOFFのとき、D2にもLEDにも電流が流れない状態なので、2SD2012のコレクタは開放状態になります。そのような場所の電圧を測定すると外来ノイズが乗りやすいので、添付図のようにR4(10kΩ〜100kΩ)を入れて、コレクタが開放にならないようにしてください。
この回路のR3の部分を500kΩの可変抵抗に変更すると、2SD2012が完全にONにならない可能性があります。遅延時間を延ばすのであれば、R3は100kΩの可変抵抗にして、4.7μFの容量を22μFなどにしてください。
daruma(2019/06/08 Sat 09:53) [ 編集 ] [ 返信 ]
inara1さん、お久しぶりです。ありがとうございます。
> プローブのGNDリードをつなぐ場所が不適切です。GNDリードは必ず回路GNDに接続してください。プローブ先端は出力の「0V」につないでください。
プローブGNDを回路GNDに繋ぐのはしてみたのですが、プローブ先端は5Vではなく0Vに繋ぐんですね。
> そのように接続すると、2SD2012のコレクタ−回路GND間の電圧を観測することになりますが、負荷電圧は「5V−コレクタ電圧」なのでコレクタ電圧が0Vになれば負荷に5Vかかっていることになります。
ああ、なるほど。そういうことなんですね。
> 添付図のようにR4(10kΩ〜100kΩ)を入れて、コレクタが開放にならないようにしてください。
それはこの測定をするときだけでなく回路に追加しておくということですか?
> この回路のR3の部分を500kΩの可変抵抗に変更すると、2SD2012が完全にONにならない可能性があります。遅延時間を延ばすのであれば、R3は100kΩの可変抵抗にして、4.7μFの容量を22μFなどにしてください。
そうします。22μFは積層セラコンでなくてもいいですか。両極性の電解コンならあります。
inara1(2019/06/08 Sat 12:04) [ 編集 ] [ 返信 ]
> プローブGNDを回路GNDに繋ぐのはしてみたのですが、プローブ先端は5Vではなく0Vに繋ぐんですね。
プローブ先端を5Vについないでもオシロには5Vの波形(一本線)しか出てきません。
> それはこの測定をするときだけでなく回路に追加しておくということですか?
その抵抗の消費電力はたいしたことないので、付けたままでもいいです。取ってもいいですが。
> 22μFは積層セラコンでなくてもいいですか。両極性の電解コンならあります。
そのコンデンサには直流電圧しかかからないので、有極性の電解コンデンサでも大丈夫です。
daruma(2019/06/08 Sat 19:48) [ 編集 ] [ 返信 ]
少年少女発明クラブで出かけたので、梅澤無線に行ってみました。積セラ22μFは有りませんでした。一昨日は4.7μFを買ったのですが、2個入り216円、実に秋月の10倍でした。秋月が安いんですね。
先ほど帰宅しました。
積セラ22μFが無かったので普通の電解コンを付けました。出力に10kΩを付けVRは100kΩにしました。
0V_GND間の波形です。きれいな波形が観察できました。OFF時がHでON時がLですね。立ち下がりのの角が丸く、遅延時間を大きく取るとこれが一層なだらかになります。これはそういうものですか。
実使用時はTESTスイッチは常にONで供給電源のON/OFFを受けて動作するので、その実験をしてみましたらパルス一発で終わるので一瞬あわてましたが、そりゃそうですよね。回路電源が断たれるのだから。
LEDで確かめましたら、所期の動作をしています。
さて、これを『プレゼン電卓』に付けてみるのは明後日になります。はたしてどうなるか。「効果無いと思うよー」ってinara1さんの声が聞こえる気がしますが。
daruma(2019/06/11 Tue 16:11) [ 編集 ] [ 返信 ]
やってみました。
結果オーライです。
遅延回路をどこに入れるか、
1.三端子レギュレータの入り口 回路全体の電源
2.電卓を除きマイコン部以降の電源
3.表示部電源
と考え、まずは手っ取り早いところで1.を試したところあっさりエラーが出なくなりました。
全回路が遅延しているのだから遅延していないことと同じです。思うに、遅延回路を通ることでON時の波形が整形されたからではないでしょうか。
ON直後の立ち上がり部が悪いのなら先っちょを切って捨てればと遅延を考えたのですが、部分的にずらすことをしなくてもきれいになってから供給したのがよかったのですね。
と考えますが、いかがでしょう。結果オーライの解決ですが。