daruma(2020/03/29 Sun 22:06) [ 編集 ] [ 返信 ]
大きい基板で再製作し、空気室確保のブラケースに収めました。
ケースは当初、タカチのスチロールケース
https://www.takachi-el.co.jp/products/PB
のPB-2を選んだのですが、残念ながら高さが基板を2階建てにするには8mmほど足りず、中身同等の重りを入れてこのくらいの体積で浮くことだけ確かめました。
このケースで行ければ、スチロールが注型樹脂で溶けないか実験する予定だったのですが。
プラスチックは種類によってどの溶剤に溶けるのか溶けないのかいろいろなので悩みます。注型樹脂で溶けたり分離したりしないことを実験済みの塩ビ板(2mm厚)を使って箱を作ることにしました。
塩ビどうしは専用接着剤として売られている溶剤(テトラヒドロフランと書いてあります)で瞬時にかつ強固に溶着できます。センサー位置に穴を開け、0.2mm厚の塩ビシートを内側から貼り付けて窓にしました。面積のある平面の溶着なので水漏れの心配はありません。箱に組むのも溶着で頑丈にできましたが、切り口のみの接合なので隅に小さな隙間でもあると水が漏るのが心配で、水に浮かべる実験はしないまま樹脂封入に進みます。スチロールケースよりやや肉厚で重いので不安です。
センサー部は、0.2mm厚の塩ビシートの下にセンサーモジュールが来るようにして、梱包用の「プチプチ」のプチ1個を枕のようにして置きました。背後はICや充電池表面に接しますが、プチプチの空気層が断熱してくれるし、弾力で塩ビフィルムに押し付けてくれます。
次はこの箱を樹脂でくるむわけですが、もちろん窓の部分には樹脂をかけません。
この状態で箱の各辺は溶着していますが、いざというときには殻割りして回路基板を救出することは可能です。
動作させてみました。窓の外からドライヤー(ヒートガンではなく家庭用のヘアドライヤー)で温風をあてると2秒ほどでLEDがスタートします。満足できる感度だと思います。テスト用のリードスイッチも働きます。
ポリプロピレン板で型枠を作って、明日は注型封入の予定です。