daruma(2021/12/20 Mon 21:47) [ 編集 ] [ 返信 ]
今回使ったのは写真右側のものです。AmazonやAliExpressではいろいろな販売元が同じようなものを出していますが、中に写真左側の物もあって、この二者に分けられるようです。
ひと目で左の物は赤黒の後付け配線があり、それの無い右側の方が「本家」っぽいかなとそちらを購入したのですが、受信周波数範囲で苦労したときに左の物も購入してみました。
右のものは、裏面に「LCD_FM_RX_ENC_V2.0」と書かれています。左のものは表側に「1983-OS16」とあるのが型式表記なのかわかりません。
同サイズの基板でよく似ていますが、パタンは見比べると結構異なります。
左の物が届いてみると、初期状態で「76.0〜108.0MHz」をカバーして日本対応でした。そのままでいいのですが、逆に設定変更の手立ては見つけられません(ないのかもしれません)。
右の物は前述のように設定変更ができたので、結局そちらを使うことにしました。設定変更は、周波数帯のほかにバックライトの無操作消灯/常時点灯も切り替えられ、スケルチレベルの調整もできます。
左のものはこれらができないのに加え、液晶モジュールに何か使われていないマークもついていて、これがちらちらと表示されるのがいかにも「使いまわし」的です。そんなこともあって、このように判断しました。
左の物は配線引き出し用のランドが2.54mmピッチになっていて一般的なヘッダピンが使えるのですが、右の物は2mmピッチなのがマイナス点です。2mmピッチをピンとソケットを使ってしのいでいます。
何枚か追加購入したので、「レトロな筐体」蒐集にはまって、何台か作ってみようとしています。それにあたり、音声出力はモノラル化せずステレオのまま行くことにしました。左右間隔がとれないのでステレオ効果はほとんどないのですが、モノラル化の過程で欠落する音がある(オーディオの方々は音が痩せるとかいうのでしょうか)ことに気づいたからです。
と、近頃のdaruma工房はもっぱらこんなことばかりやっています。