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inara1(2019/04/12 Fri 13:34) [ 編集 ] [ 返信 ]

Re^55: LM7171を使ってパルスオンタイム最小のパルス発生器

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chy_farmさん

こちらで観測した短パルスの波形
http://mpga.jp/akizuki-fan/index.php?mode=image&file=4691.jpg
はTektronixのTDS2012Cで観測したものです。TDS2012Cの帯域は100MHzですが、その波形のように、水平レンジを5ns/divとしたときのサンプルレートは 2GS/sec(サンプル間隔0.5ns)です。

サンプルレートは水平レンジによって変わり、TDS2012Cでは500ns/divのとき500MS/sec(サンプル間隔2ns)になります。しかし、幅10nsのパルスを500ns/divで観測すると幅がほとんど見えないので、普通はこのようなレンジでは観測しません。立上り/立下り時間が見えるくらいに水平軸を拡大するのが普通なので、サンプリング間隔が問題になることはありません。

100MHzの帯域で立上り/立下り時間が3.5nsというのは、サンプリング間隔でなく、帯域幅から出てくる数値です(計算方法を添付しました)。

chy_farmさんがお使いのオシロスコープのサンプルレートを調べてみてください。TDS2012Cのような低級機のサンプルレートは決まっていますが、高級機の中には、描画を速くするために、間引きサンプリングする「高速サンプルモード」という機能があります。そのモードになっているとサンプルレートが小さくなります。その他に高級機の場合は、設定によってサンプルレートを変えられる機能があるので、それが低く設定されていないか確認して下さい。

実際のサンプルレートを調べる手っ取り早い方法は、取り込んだ波形をcsv形式などで保存して、Excelでデータを開いて、どういう時間間隔になっているか見るという方法です。