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chy_farm(2019/04/18 Thu 12:31) [ 編集 ] [ 返信 ]

Re^57: LM7171を使ってパルスオンタイム最小のパルス発生器

inara1さん、お世話になります。

> > 100MHzの帯域で立上り/立下り時間が3.5nsというのは、サンプリング間隔でなく、帯域幅から出てくる数値です(計算方法を添付しました)。

この計算式にあるexp(x)のことを自習していました。
Napier's Constantで「(1-1/n)^n」でnを無限大にすると「2.718,,,」ですね。ずーっと前に学びました。

1-exp(-t/CR)は、RとCで組み合わされるフィルターのC両端電圧変化を表す、と出ていました。

試しに、exp(-t/CR)でtの値を小さいものから大きいのまで、5種類置き換えて、1-exp(-t/CR)を計算してみました。

tが0のとき、1-exp(-t/CR)=1-1=0

tがCRの1/1000のとき、1-exp(-t/CR)≒1-0.9990≒0.001

tがCRの1/100のとき、1-exp(-t/CR)≒1-0.990≒0.01

tがCRと同じとき、1-exp(-t/CR)≒0.63

tがCRの100倍のとき、1-exp(-t/CR)≒1

tのスタートでは抵抗だけで電圧がきまり、時間が経過してCが充電されると電圧が1になるのがわかりました。

この式から導かれて
t2-t1 = 0.3497 / Fc
になり、
それで帯域が100MHzのオシロの場合は通過出来る最小の変化時間が3.5nsになる、という訳なのですね。
便利な式だと思いました。

ご教示ありがとうございました。