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inara1(2020/04/07 Tue 07:24) [ 編集 ] [ 返信 ]

Re^3: ソーラーバッテリー切替機

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>バッテリー切り替えを自動的に切り替える事は可能でしょうか?
可能です。添付図は(1)の回路でバッテリ電圧が変わったときの出力電圧の変化を回路シミュレーションで見た結果です。こういう感じで切り替わります。

バッテリ電圧の差が0.3V以上あると、電圧の高いほうのバッテリに切替わります。電圧差が0.3Vより小さいときは両方のバッテリから電流が流れます。逆流防止ダイオードの電圧降下が0.5Vくらいあります(負荷電流が20Aのとき)。

負荷電流が最大20Aと大きいので、逆流防止ダイオードは順方向電圧が小さいショットキーバリア型のMBR3045
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-14030/
を選んでいますが、それでも20Aの電流を流したときの発熱量が12Wになるので5cm角程度のヒートシンクが必要です。MBR3045はヒートシンクが取り付けられるパッケージ構造になっています。

>切り替わる電圧をボリューム等で設定して、設定した電圧をパネルメーターやデジタル電圧計等で確認出来て、ロータリースイッチ等でインバーター入力電圧と切り替え設定電圧表示切り替え等は
できます。

>バッテリー2に切り替わり中にバッテリー1が13ボルトまで回復すればまたバッテリー1に切り替わる
(1)と(2)の回路では、2つのバッテリ電圧の差が0.3V以上あったときに切替わるようになります。電圧の値そのもので切り替わるわけではありません。

>制御回路用に別に電源必要でしょうか?
今のところ、切替えるバッテリを電源にするつもりです。リレーの消費電流が185mAと大きいので、別バッテリとしてもかなりのバッテリ容量が必要です。監視回路は電源電圧が5Vくらいまで下がっても動作します。

(2)の回路で使うリレー
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-06696/
は、バッテリ電圧が最低電圧(10.8V)を下回ったときに、バッテリを切り離してそれ以上放電させないようにするためのものですが、リレーをONにしている間(バッテリをインバータにつないでいる間)はリレーの動作電流(185mA)が大きく、リレーの接点抵抗(0.05Ω)による電圧降下が20A*0.05Ω=1Vくらいあるので、できればリレーを入れたくないです。リレーを入れない場合、バッテリ電圧が低下してもバッテリを切り離さず、LEDの点滅だけを行うことになるので、点滅に気づかずに放置するとバッテリが消耗します。